仁義なき戦い

それはある日のお天気の良い秋の昼さがり、いつものようにちろが虫と戦っているらしき物音がしたのでとなりの部屋へ様子を見に行きました。
するとそこには、必死にちろの攻撃から見を守るため、押入れの襖を駆け上がる1匹のかまきりがおりました。
襖を駆け上がるかまきりなんて初めて見た〜などと感動したのも束の間、 このままではかまきりのバラバラ死体を見る羽目になると思い、ちろには悪いけどかまきりを助けてあげることにしました。
襖の前にはテーブルとかが置いてあり、狭い隙間にかまきりが逃げ込んだので、ちろもなかなか戦いに難航している様子でした。
かまきりも必死で、かまを身構え体をよじって威嚇のポーズをとっていました。(なかなかカッコ良かったりして・・・)
素手で掴むのは怖かったので私はティッシュでそーっと掴んで外へ離してあげようと思いました。
ティッシュでつかもうと思ったらかまきりがティッシュにぶらさがる格好になりました。
そのまま持ち上げようとしたら、すかさずちろがねこパンチでかまきりを振り落としました。
かまきりも負けてはいません。
今度はかまをちろの鼻に引っ掛けてぶらさがりました。
慌てて払いのけるちろ・・・
そこでやっと私はかまきりを保護することに成功しました。
しばらくちろは納得がいかない様子でかまきりのことを探していたけれど。
かまきりは外に置いてある朝顔の葉っぱの上に逃がしてあげました。
かまきりはかまきりで、「何だか分かんないけど助かったのかな」って キョトンとしているように見えたのですが・・・